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「ママの免疫」後回しになっていませんか?〜早めに始まったインフルエンザシーズンに、ママの体を守る3つの視点〜

18 時間前
読了時間: 5分

① 「体づくりが大事」と頭では分かってはいる


息子が1歳4ヶ月になりました。

歩くのが楽しくて、

転んで、笑って、またすぐに立ち上がる毎日です。


そんな中、今年はインフルエンザが8月の終わりに全国で流行入りしたというニュースがありました。

例年なら晩秋から冬のイメージなのに、

「もう?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。


子どもが熱を出せば、看病は待ったなし。

そして親が倒れてしまうと、家庭は一気に回らなくなります。


だからこそ、日々の体づくりは大事!


……頭では分かっているんです。


産前産後トレーナーとして、普段そう伝えている立場でもあります。


同じように指導の仕事をしながら子育てをしているママなら、

きっとこの "分かっているのに" に覚えがあるはずです。


それでも現実は、


「子どもの残りもので済ませたお昼ごはん」


「寝かしつけのあと、やっと自分の時間だと思って夜更かし」


そんな日が続いてしまう。


これは「意識が低いから」ではなく、

ママの生活そのものが、体を守る力を削りやすい状態になっているからだと考えています。



② インフルエンザに負けにくい体を支える3つの視点


手洗いや換気といった基本の対策に加えて、体の内側から見ると、次の3つが大切だと考えられます。


視点1:食事|体を守る"材料"が足りているか


→ 子どもの食事を優先して、自分は菓子パンや残りものだけ、という日が続く


ウイルスと戦う免疫細胞や、のど・鼻の粘膜は、毎日食べたものを材料に作られています。

特にたんぱく質が不足すると、免疫の働きを保ちにくくなると言われています。

量よりも「材料が届いているか」という視点が大切です。


視点2:運動|固まった体を、こまめに動かせているか


→ 抱っこや寝かしつけで、同じ姿勢のまま長い時間を過ごす


適度な運動は、血液の流れや体温を保ち、免疫の働きを支えると言われています。

一方で、疲れているときの激しい運動は、かえって体の負担になることもあります。

子育て中の体に必要なのは「頑張るトレーニング」より、「こまめにほぐして動かすこと」だと考えられます。


視点3:睡眠|回復の時間が確保できているか


→ 夜中に起こされたうえ、寝かしつけ後の家事やスマホで就寝が遅くなる


睡眠中、体は日中の疲れを回復させ、免疫の働きを整えていると言われています。

短い睡眠が続くと、ウイルスに備える力そのものが落ちやすくなると考えられます。



③ 海外研究が示す「睡眠時間」と「免疫の備え」の関係


睡眠が免疫に関係していることは、

「もう耳にタコができるくらい聞いた」という方も多いと思います。


それでも、睡眠はママが一番後回しにしやすいもの。

だからこそ今回は、あえて研究もひとつご紹介させてください。


睡眠と免疫の関係は、ワクチンへの反応という角度からも研究されています。


📚Spiegelらの研究(2023年)|睡眠不足とワクチンの抗体反応


インフルエンザやB型肝炎のワクチンを対象に、接種前後の睡眠時間と抗体の反応を調べた複数の研究をまとめて分析(メタ分析)したものです。対象は18〜60歳の健康な成人です。


・接種前後の睡眠が1晩6時間未満だと、抗体の反応が弱まる傾向が見られた

・男性ではその傾向がはっきり見られた一方、女性ではまだ明確な結論が出ておらず、さらなる研究が必要とされている


出典:Spiegel K, Rey AE, Cheylus A, et al. A meta-analysis of the associations between insufficient sleep duration and antibody response to vaccination. Current Biology. 2023;33(5):998-1005.e2.


予防接種を受けるかどうかにかかわらず、

睡眠は「病気に備える力」を支える土台のひとつと考えられます。



④ ママが倒れないための3つの視点


完璧な食事も、毎日のトレーニングも、たっぷりの睡眠も、今の生活ではなかなか難しいもの。

だからこそ「できることをひとつだけ」を合言葉にしてみてください。


1. 食事は「たんぱく質をひとつ足す」


→ 卵、納豆、豆腐、ツナ缶、ヨーグルトなど、調理いらずのものを常備して、自分の食事にひとつ足すだけで十分です。

(私は納豆を冷蔵庫に常備していています!)

これだけでも、たんぱく質をしっかり補うことができます。


2. 運動は「1日数分、体をほぐして動かす」


→ 抱っこで丸まった背中や肩まわりを伸ばしたり、子どもと一緒に歩いたり。まとまった時間より、こまめに動くことを意識してみてください。

自分の体に合った動き方を知りたい方は、MTCA認定トレーナーのレッスンを受けてみるのもおすすめです。

MTCAは妊婦さんだけでなく、産後ママの体づくりにも対応しています。


3. 睡眠は「早く寝る日」を予定に入れる


→ 週に何回かは、寝かしつけと一緒に寝てしまう日をあらかじめ決めておくのがおすすめです。予防接種を考えている方は、その前後の数日だけでも睡眠を優先してみてください。

3つの中で、これが一番難しいと感じる方が多いかもしれません。

それでも睡眠は、健康的な体づくりの土台になる、とても大切な時間です。


⑤ まとめ:自分の体を後回しにしないことも、家族を守ること


体づくりが大事なことは、多くのママが分かっています。

それでも後回しになってしまうのは、

それだけ毎日、子どものために動いているから。


食事で材料を補い、

こまめに体を動かし、

回復の時間を確保する。


どれも特別なことではありませんが、

その積み重ねが、流行シーズンを乗り切る体の土台になります。


発熱などの症状があるときは無理をせず、早めに医療機関に相談してくださいね。


子どもを守るために、まずはママ自身の体を大切に。

この冬、ひとりでも多くのママが元気に過ごせるよう願っています。



⚫ 筆者:荻 菜摘


大手企業にて営業職からキャリアをスタート。


Webディレクター・マーケターとして10年目。


Webマーケティング戦略や新規事業に携わる一方で、


現在はピラティス(PHI)インストラクターとしても活動。


20〜40代女性を中心に、解剖学に基づいたケアとボディメイクを提供。


MTCAマタニティトレーニング&ケア協会認定トレーナー資格を取得後、第一子を出産。


現在は助産院で産後ママ向けのクラス担当。また産後ママとして、自身の経験も踏まえたリアルな情報発信と運動指導を行っている。

 
 
 

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